造成地は危ない?

本来は自然の地形に手を加えずに建物を建てるのが理想的ですが、
実際は土を削ったり、逆に盛ったりするケースも多いですよね。
例えば、傾斜地に家を建てる場合は、高いところの土を削り、
その土を低い部分に盛るという造成工事が必要となります。

 

つまり、「切り土」と「盛り土」を施して
住宅用地を平らに整備するということですね。

 

このような造成工事を施した土地に
家を建てるのは珍しくありませんが
地盤の強度が不安定になってしまうリスクがあります。

 

また、地盤の下に地下水系が走っている土地の場合、
水の力で地盤が少しずつ緩んで
家が徐々に傾いてしまうこともあるのだとか。
(いわゆる「不同沈下」と呼ばれる現象です。)

 

このようなリスクを避けるためにも、
軟弱地盤には要注意!
家相学の観点から見ても、家の「足元」を蔑ろにしてはいけません。

 

建売物件を購入される際は、
造成の状態について詳しく調べる必要があります。

「谷の出口」は凶

家相の専門書では、

 

「山の尾根が終わった崖の下、谷の出口に住むのは大凶」

 

と教えられています。

 

これは、いわゆる「扇状地」のこと。
川の水によって運ばれてきた土砂によって形成された土地で、
崖崩れや洪水などの水害被害に遭いやすいというリスクがあります。

 

湿気が溜まりやすく水はけも悪いので、
いわゆる「軟弱地盤」と言われる土地。
家の土台も腐りやすいので、
耐久性の面でも難があると考えられます。

 

当然のことながら、軟弱地盤に建つ家は地震にも弱い!
日本全国で巨大な地震が多発している昨今、
「耐震性」は最優先で重視すべきポイントです。

 

山の崖下、谷の出口、川に近い土地、高い山の影など
伝統的な家相・地相書で「大凶」とされている土地には
極力、家を建てないこと。
これが結果的に家族を守ることにつながるのではないでしょうか。

あなたの家は大丈夫?住所で地盤の状態をチェック

年賀状を書いていると、実にいろんな地名があることに驚きます。
川、田、池、植物の名前・・・等、
自然にちなんだ漢字が使われている土地も多いですよね。

 

実は、この地名から軟弱地盤かどうかを見極めることができるんです!

 

例えば、「水」に関係のある字が使われている土地は
昔から水害に見舞われやすい土地であった可能性が高いです。

 

マイホーム購入にあたってこれから土地選びをする方は、
必ず、候補地の地名をチェックしてみてください。
次のような字が使われている土地は、軟弱地盤かも!?

 

★田、池、水、谷、沼、江など「水」に関する漢字
低湿地であることを意味しています。

 

★州、沖、由、須賀など
干拓地や干潟であることを意味しています。

 

★水辺の植物の名前
蓮、葦、芦、蒲・・・etc

 

★水辺の動物の名前
鷺、亀、鵜、鴨、鶴・・・etc

 

★水辺に関する構造物の名前
船、舟、橋、堀、堤・・・etc

 

軟弱地盤に家を建てるのは極力避けるべきですが、
やむを得ない場合はしっかりとした「盛り土」をすること。
家相・風水では「陽土」と呼ばれ、
地相の「凶」を「吉」に変える力を持っています。

 

「地相や家相なんて迷信だ」とあざ笑う方もいますが、
巨大な津波や洪水が起これば、
人が造った家などひとたまりもなく流されてしまいます。

 

家相学は自然への畏怖の念から生まれた学問。
難を避け、大切な命を守るための護身術のようなものですから
先人たちに語り継がれてきた教えには
ありがたく従うべきではないでしょうか。

 

軟弱地盤に家を建てる場合は特に、
家相についての知識が豊富なメーカーにお願いしたいところですね。