リビングの位置を決めるとイメージが広がる!

マイホームを建てる。

 

・・・口に出してみると、
なんとも、前向きでキラキラしたイメージが思い浮かびます。

 

しかし、憧れや夢だけでは家は建ちません!

 

実際にどんな土地に、どんな家を建てるのか?
具体的な間取りのプランニングを始めてみると、
家を建てることの難しさに直面し、
夫婦で口論になったり、マイホームへのあこがれが薄れてしまったり。

 

そんな時は、まずは

 

「リビングをどこに、どんな風に作るか?」

 

そのレイアウトやインテリアを考えてみましょう。

 

最近は2階リビングのお宅も多いですが、
窓からの景色を楽しみながらくつろげる・・・ってステキですよね。

 

家相では、この「ワクワク感」がとても大切です。

 

リビングは家族みんなが集う場所。

 

自分たちは、どんな風景を見ながらどんな時間を過ごしたいのか?
ご飯を食べている時、あるいはお茶を飲んでくつろいでいる時、
窓からどんな景色が見えたらホッとする?

 

・・・イメージしてみると、自ずとリビングの場所は決まるはず。
そこが固まると、間取りのアイデアは次々に広がりますよ!

 

「リビングは○○の方位が良くて、トイレは△△の方位じゃなくちゃダメだから・・・。」
と家相のセオリーに囚われ過ぎず、
まずは自分たち家族のフィーリングを大切にして設計してみましょう!

狭小地の弱点を活かして2階リビングに広がりを

間口の狭い狭小住宅だと、2階リビングを作ろうにも
階段が邪魔で部屋の大きさを十分に取れない・・・
という間取りの問題も生じますよね。

 

しかし、そこは発想の転換を!
直線階段にこだわらず、螺旋階段にしてしまえば良いのです。

 

そうすることによって階段部分をコンパクトにまとめることができ、
間口いっぱいに部屋を確保することができます。

 

「えっ、でも、螺旋階段って家相的にはあまり良くないんじゃないの?」

 

ハイ、そうですね。
伝統的な家相学の理論によれば、螺旋階段は
1階→2階の方向に昇る気の流れを誘う
「煙突」のような役割を果たすのだとか。

 

その流れがあまりにも急であるため、
1階部分のエネルギーが希薄になってしまうのだそうです。

 

確かに、1階にリビングや寝室を設ける場合は
良いエネルギーが全部2階に上がってしまうのは好ましくありませんよね。

 

ただ、下図のように、1階はフリースペースと玄関だけ。
リビングや寝室は2階、3階にあるという間取りであれば
螺旋階段を設置しても大きな問題は生じません。

 

 

さきほどもお伝えした通り、螺旋階段は
大地のエネルギーを2階に上昇させる役割を担っています。

 

図のプランなら、家族みんなでその“気”をうまくキャッチできそうですね!!

2階リビングで家族のエネルギーレベルを上げよう

ただ、2階リビングで図のような間取りとなると
「せっかく温めた(もしくは冷やした)空気が、
螺旋階段を通って下に逃げてしまうのでは?」
「冷暖房の効率が悪くなるんじゃないか?」
というご指摘もあるでしょう。

 

家相云々は気にしないけど、エネルギーロスは気になる!
家を建てるなら、省エネ効果の高い家にしたい。
・・・という方も多いですよね。

 

しかしこの点はご安心を!

 

なんと、このプランは螺旋階段がガラス窓で囲まれているのです!

 

そのため、視覚的な開放感は確保しつつも
冷気も暖気も逃げていかない仕組みになっているんですよ。
良く考えられた施工事例ですね。

 

また、このプランでは、螺旋階段を上がり切ったところに
リビングとダイニングがあり、
この階段を境に“ゆるやかに”キッチンが分離されています。

 

ゆえに、お客さんが来てもキッチンは丸見えにならない!
キッチンはある意味では超・プライベートな空間ですから、
開放感や一体感がありつつもうまく視線を外せるというのは助かりますよね。

 

間口の狭い狭小地に家を建てるとなると
なにかと間取りには制限がついてまわりますが、
このように工夫次第でその弱点を強みに変えることもできるわけです。

 

何事も、ピンチはチャンス!ですね。