家づくりは「楽しむ」がキーワード!

マイホームを建てるにあたって何を重視するか?
そもそも、何のために家を建てるのか?

 

それぞれのお宅によって事情は違いますが、
一つ言えることは

 

「家づくりを家族みんなで楽しむことがなにより大事!」

 

ということです。
逆に言えば、楽しむ余裕がない状況ならば、
今は止めておいたほうが良いでしょう。

 

注文住宅は、与えられるものではなく自ら作り上げるものです。

 

ポジティブな気持ちで関わることができなければ、
きっとその家を何十年も愛していくことは難しいのではないでしょうか。

 

予算のこと、間取りのこと、家相のこと。
あれこれ考えると全ての理想は実現できなかもしれませんが
それでも家族で「ワクワク感」を共有し
一つ一つ話し合いながら

 

「今の私たちにベストなカタチ」

 

を追求していくのです。

子供の不思議な感性を活かそう!

「家族で家づくりを楽しむと言ったって、
子供にはまだ何もわからないだろう。」

 

「話し合いは、子供が寝てから・・・。」

 

「モデルハウスを見学に行きたいから、
子供は託児所に預かってもらわなくちゃ。」

 

そんな風に子供は蚊帳の外に追いやられがちですが、
それでは本当の意味で「いい家」は作れません!

 

難しいことはまだわからない子供だからこそ、
ニュートラルな物の見方ができるのです。

 

大人だと、機能性よりも費用優先で考えてしまうこともありますが
子供に「ねえ、こっちのほうが使いやすいよ」
と指摘されてハッとさせられることもあるでしょう。

 

また、大人は感じないレベルのニオイに敏感なところもあります。
アレルゲンとなる化学物質にも過敏に反応したりしますので
「居心地が悪い」と思えば早く帰りたがるでしょう。

 

家相も、実は非常に感覚的なものを大事にしている学問なので、

 

頭で考えるよりも身体と心で感じたことを信じたほうが良いんですよ。

 

その微妙な“感覚的なもの”は、
大人よりも子供のほうが敏感に察知するものです。

 

加えて、子供には大人の嘘や人間の本性を見抜く力もあるので
「子供がなつくかどうか」で営業の質を見極めるという知人もいます。
いつもは「憎たらしい」と感じる性質も、使い方次第ということですね。

 

ハウスメーカーの展示場には、
たいてい子供の遊び場が設けてありますし
子供が喜ぶイベントを開催しているところも多いですよね。

 

「子供の気を引いて、ファミリー世帯を取り込もう」
というのがメーカー側の作戦なのかもしれませんが
それならこちらも逆手に取ってしまえば良いのです!

最低限、守るべきルール

外観、間取り、インテリア、家具選び・・・。
全てにおいて、まずは家族全員の意見を聞いて、
妥協点を探り合いながら
プランニングを進めていくのが家造りの基本。

 

誰か一人でも、「仲間はずれにされた」と感じることがないように
「家族全員参加」が家造りの基本ルールです。

 

ただ、どんなに奇想天外なデザインの家だとしても、
土台(基礎)と構造だけは丈夫でしっかりした工法を選びましょう。

 

家族の命を守るために、ここはコストをケチってはいけない部分です。
家相学でも、まずは地相、基礎部分を重視します。

 

個人的には、これから家を建てるなら、ぜひとも
「長期優良住宅」の基準を満たした住宅をオススメしたいですね。

 

建築費は高くつきますが、寿命が200年の家なら
途中で建て替えたりするコストも手間も省けますし
税金面でも優遇を受けられます。

 

なにより、家族みんなの夢や思い出が詰まった家を
親から子へ、子から親へと長く住み継いでいける
というのはステキな発想ですよね。

 

家は消耗品ではありません。

 

世代を超えて引き継がれる贈り物のようなものですから
やはり家族みんなが愛せる家でなければ意味がないのです。