“感覚的なもの”を大事にしよう

家相や風水の本を読んだり、TVの特集番組を見たりしていると
「あれもダメ、これもダメ」と制約が多いように感じるかもしれません。

 

家族の生年月日だの方位だの、色だの形だの・・・
こんなにあれこれルールがあるんじゃあ、
家なんてとても建てられないよ。

 

と、途方に暮れてしまう方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、家相学は法律ではありませんので
(一部、建築基準法とリンクしている部分もありますが)

 

「絶対にこの通りに建てなければならない」
というものではありません。

 

ご本人が

 

「自分は家相には振り回されない!」
「たとえ悪いことがあっても、それは家相のせいではない」

 

とポジティブに捉えられるのであれば
どの方位に玄関や水回りを作ろうが全く問題ないのです。

 

どんな奇抜な形の家でも良いですし、
ど派手な外壁色でもOK!
それは個人の自由なんですよ。

 

ただ、北側にトイレやお風呂があると寒くないですか?
日が落ちる方向(西)で寝る・・・って
なんとなく出世できない感じがしませんか?

 

複雑な形の家やあまりにカラフルな外壁の家って
なんだか目が疲れませんか?

 

・・・これらは「感覚的なもの」ですが、
その“感覚”にこそ心地よい家造りのヒントが隠されているのです。

一般的に言われている「タブー」とは

とはいえ、「家相なんて気にしないぞ!」
と割り切れないからこそ、このサイトをご覧になっているわけですよね?

 

やはり家相は気になる・・・。
それなら、せめて、世間で言

 

「絶対に犯すべきではないタブー」

 

を避けた家づくりを目指してはいかがでしょうか。

 

 

  • 建物に“凹み(欠け)”がある。
  • 家の中心部に階段や吹き抜けがある。
  • 鬼門(北東)、裏鬼門(南西)の玄関。
  • 玄関の下に汚水管が走っている。
  • 鬼門(北東)、裏鬼門(南西)のキッチン。
  • 家の中心、北、鬼門・裏鬼門方位のトイレ。
  • 家の中心、北、鬼門・裏鬼門方位のバスルーム。
  • トイレやバスルームに窓がない。

 

 

いかがでしょうか? 簡単にまとめると、

 

  • 家は凹みや出っ張りがなくシンプルな形が理想的。
  • 家の中心に、床のない空洞を作るのは止めたほうが良い。
  • 玄関は、北東と南西を除いた方角で検討すべし。(汚水管のルートもよく考えて!)
  • 家の中心部、北東、南西、北に水回りを作るのは避けたほうが良い。
  • トイレやお風呂はしっかり換気できるように設計せよ!

 

・・・ということですよね。

 

「絶対に、この8つだけは避けたほうが良い」と言われた場合、
家造りは実現できそうですか?

 

土地の都合上、全てを満たすのは難しいケースもあると思います。
その場合は、できるだけ理想の形に近づけること、
そして、弱点を克服する方法を探ることが大事です。

 

このサイトでも家相上の弱点を克服する方法について取り上げていますので
ぜひ参考にしてみてくださいね!

絶対に軽視すべきではない!「家の中心」

このように、家相は「絶対的なもの」ではありませんので
最終的にはご自身の価値観に照らして
「ここはこだわりたい」「ここは、特に気にしない」
という判断を下して先に進んでいくことになります。

 

ただし、唯一「絶対に注意したほうが良い」
とアドバイスしたいのは、家の中心の使い方ですね。

 

いわゆる「宅心」と呼ばれる家の中心部に水回りの設備があると
湿気が溜まりやすくなり家の寿命を縮めてしまいます。

 

また、ここに階段があると、
自然光を取り入れにくいので転倒しやすくなりますし、
火事の際にはこの階段から2階に煙が上がっていきますので
2階にいる家族が逃げ遅れるリスクが高くなります。

 

感覚的にも、「家の中心が空洞」というのは、
家族関係の“核”が失われているようにも捉えられます。

 

逆に、家の中心に「家族が集まる部屋(リビング)」があると
それは広ければ広いほど吉相だと言われていますよ。

 

家相に「絶対」はないとはいえ、
直感的に不安を覚えるような間取りは避けたいものですね。