どれが快適?LDKのバリエーション

せっかく同じ家に住んでいるのですから、
一緒に食事を楽しみ、語り合う時間は大切にしたいもの。

 

だからこそ、そのステージとなる
LDK=リビング・ダイニング・キッチンの環境づくりには
こだわりたいところです。

 

LDKといってもいくつかのタイプがあり、
どれを選ぶかによって家族との距離感は違ってきます。

 

まずは、タイプ別に特徴をおさらいしましょう。

 

単独型

リビング、ダイニング、キッチンの
それぞれが独立しているタイプの間取り。

  • キッチンの音を気にせずにTVや会話に集中できる
  • テレビを見ずに、食事や家族との会話を楽しめる
  • 家族の存在を気にせず、料理に集中できる

といったメリットがあります。

 

LD型

キッチンだけが独立しており、
リビングとダイニングは一緒になっているタイプ。
「ご飯を食べる」「くつろぐ」のメリハリはつきにくいものの、
食後にまったりとお茶やデザートを楽しむには好都合!

 

DK型

リビングだけが独立しており、
ダイニングとキッチンは一緒になっているタイプ。
食事の準備や片づけが楽チン!
しかもTVの影響を受けずに食事に集中できるので
生活にメリハリがつけられるというのが嬉しいですね。

 

LDK型

ビング、ダイニング、キッチンの仕切りがなく
広い空間に全てが同居しているタイプ。
家族との距離が近いというメリットがある一方、
「生活のメリハリがつかない」
「お客様が来た時にキッチンを見られてしまう」
というデメリットもあります。

 

プラスαでもっと快適!

最近は、LDKの仕切りをなくしたタイプのお宅が多いですね。
家相的にも、方位や採光の問題さえクリアできれば
特に難はありません。

 

家事をしていても家族の会話に参加できる、
子供を見守ることができる。
あわよくば、お手伝いもしてもらえる。

 

子供たちが広い空間で伸び伸びと遊べる。

 

お父さんも、自然と
「妻を手伝わなければ」
「子供と遊んでやらなくては」
という気分になる。

 

・・・等々、メリットは色々ありますが、
大事な来客があった時には少々不便な面もありますよね。

 

そこで最近は、LDKの一画に小上がりスペースを設けるのが人気。
畳の和室空間にすることで、
全体的に和洋折衷な雰囲気を演出することができます。

 

琉球畳をセレクトすれば、よりモダンな雰囲気になりますよ。

 

また、リビングにもう少し開放感が欲しいという場合は
LDKの窓の外にウッドデッキを設置しましょう。
リビングの延長として使うことができますので、
晴れた日はそこでランチやティーパーティー、
焼き肉パーティーを楽しむのも粋ですね。

 

特に男のお子さんがいるご家庭では
「家の中でじっとしていられなくて困る」
というお悩みもあるかと思いますが、
ウッドデッキスペースがあるだけでも
自由に走り回れる空間が増えて体力発散につながりますよ。

合わせて検討したい!キッチンのタイプ

LDKと併せて考えるべきは、キッチンのタイプです。
大きく分けると以下の4つのバリエーションがありますが、
ライフスタイルや料理をする人の性格に応じて
選び分ける必要があります。

 

I型

シンクやコンロが横1列に「I」の形に並んだキッチン。
最もシンプルでスタンダードなキッチンです。
横に動く量が多いので、それがストレスに感じる方も多いとか。

 

U型

横2列になっているタイプのキッチン。
シンクで野菜を洗って、くるっと振り向くとそこにコンロがあり
そのまま野菜をフライパンで炒める・・・ということが可能な
非常に効率的なキッチンです。
二人で立っても作業しやすいというメリットも!

 

L型

Lの形状をしているキッチン。
シンクとコンロだけではなく、
野菜を切ったり、揚げ物の準備をしたり・・・と、
なにかと便利な作業スペースを広く確保することができます。

 

U型

Uの形状をしているキッチン。
L型よりも、さらに広い作業スペースを確保できます。

 

 

インテリア雑誌などを見ていると、
さらに、LDKとつながっている「フルオープン」、
キッチンの入り口が仕切られている「クローズ」、
キッチンがどの壁にも接していない「アイランド」など
レイアウトにもいくつかの種類があります。

 

開放的なLDKにアイランドタイプのキッチン
という構図をよく見かけますが、
家相的に見れば、キッチンはクローズタイプがオススメ。

 

そのほうが、音やニオイが気になりませんし、
ちょっとくらい散らかっていても
お客様の目に触れる心配はありません。

 

キッチンは、ある意味では非常にプライベートな空間。
ここを常にキレイにしておかなければ!
と思うことは、意外とストレスになります。

 

「どっからでも見て!」
という自信のある方でない限り、
(精神的な負担を少なくするためにも)
キッチンはあまりオープンな間取りにしないほうが
賢明な選択と言えるのではないでしょうか。