「もったいない」が運気を落とす元?

買った土地は、目いっぱい使って家を建てたい!
少しでも広い家にしたい!

 

・・・そう思うのが、人の性というものですよね。

 

しかし、三角形の敷地の場合はちょっと注意が必要です。
面積をめいっぱい使って家を建てようと思うと、
どうしても凹凸の多い複雑な形状の家になってしまうのです。

 

これは、家相的にみるとNG!
なぜなら、形が複雑な家は構造的に脆弱になりやすいから。
いつ、何時、どんな規模の巨大地震に襲われるかわからない日本で、
あえてそんなリスクを冒して家を建てるのはナンセンスでは!?

 

また、凹凸が多いとそれだけ死角もできやすくなりますよね。
不審者が敷地内に侵入した場合、
外から見えない場所に姿を隠しやすいという危険性もあります。

 

家相・防犯の両面から見て、
三角形の土地に複雑な形状の家を建てるのはオススメできません。

三角形の敷地はどう使うのが正解?

では、三角形の土地はどう使うべきなのか?

 

ポイントは、「凹凸をなるべく少なくする」ということ。
可能な限りシンプルな四角形に近づけることで
建物の強度を上げることができます。

 

鋭角部分に張りを作ってトイレを設けたりするお宅も多いですが、
それが北や北東に張り出しているようだと
冬場は寒くて暗いトイレになりますよね。

 

これは家族の健康を損なう元ですし、家相的に見ても
鬼門に不浄の設備を設置するのは好ましくありません。

 

「家相的に見れば“張り=凸”の多い家は吉相である」
と、誤解されている方も多いようですが、
凸を増やせば凹も増えますので、バランス重視でほどほどに・・・。

 

「でも、それじゃあ土地が余ってしまうじゃないか!」
という声が聞こえてきそうですが、
それならその土地を利用して
家庭菜園やガーデニングを楽しんではいかがでしょうか。

 

お気に入りの気を植えて、そこにオシャレなテーブルセットを配置する。
なんていうのもステキですね!

 

植栽には目隠しの効果もありますし、
外部の邪気から家を守る役目も果たしてくれますよ。

シンプルイズベスト!吉相間取りの実例

では、三角形の土地に家を建てているみなさんは
具体的にどんな間取りを選んでいるのでしょうか?

 

以下に挙げるのは、ごくシンプルな吉相プラン。
張りや欠けが少なく、限りなく四角形に近い建物であることが
おわかりいただけるかと思います。

 

 

このお宅でも、やっぱり鋭角部分は惜しみなく空けていますよね。
一見、土地を無駄にしているように見えて
「もったいないな」と思ってしまうのですが・・・。

 

ここを思い切ってフリーにすることで、
家の耐震性を高めることができるのです。

 

それに、近所を散策してみて感じることは、
敷地いっぱいにぴっちり建っている家より、
ちょっと“遊び”を持たせた家のほうが
経済的に余裕がありそうに見えるということ。

 

「まだまだ、良い運気を受け入れる余裕がありますよ」
と幸運さんにアピールする意味もあるんです。

 

家相や風水では、家の中のスペースに適度な余裕を持たせることで
良い運気を呼び込んでストックできる、それを増幅させることができる
と考えますが、これは家の外にも言えることなんですね。