リビングは2階でも問題ないの?

新築のお宅にお邪魔すると、最近は
1階と2階の両方にリビングがあるケースもあるんですね。

 

「1階は、主にお客様をお通しするためのリビング。
2階は、家族がくつろぐためのリビング。」

 

と使い分けているお宅もあるようです。

 

また、敷地条件で1階部分の日当たりが悪い場合だと、
「1階はガレージ。生活空間は2階。」というお宅も珍しくありません。

 

2階リビングなら採光や通風の問題もクリアできそうですし、
むしろ1階よりも条件的に恵まれているように思われますが、
家相学の観点から見た場合、大きな問題はないのでしょうか。

2階を上手に活用してプライベート空間を確保!

採光や通風に恵まれており、
なおかつ火気や水回りの方位に難がなければ

 

2階リビングは家相の面でも問題ナシ!

 

構造面での問題がなければ
バスルームや洗面所、トイレを2階に作るのもOKですから、
「プライベートな空間は全て2階にまとめる」という選択肢もあります。

 

洗濯機が2階にあれば、「洗濯 → 干す」という一連の工程も
時間短縮&労力カットにつながりますね。

 

1階はゲストルーム(来客用)、2階はプライベート
という区分をしていれば、
お客様が来ている時に子供が騒ぎ出しても安心。
「お客さんが来るから!」と慌てて片づける必要もありません。

 

ただ、家相学では、
1階と2階の両方にキッチンを作るのは「凶」とされています。
(火事のリスクが高くなるため)

 

二世帯住宅で、2階リビングに合わせてキッチンも設置する場合は、
火を使わないオール電化にすることをオススメします。

 

また、水回りの設備を2階に設ける場合は
高い水圧をかけて水を上に運ばなければなりませんので
給水管の直径を太くする必要があります。

 

構造面でも補強を強いられますので、
全体的な建築コストは高くなることを覚悟しておきましょう。

「なんとなく分ける」が新しい!

2階リビングは、「ファミリールーム」
という名前で呼ばれることもあるようです。

 

来客中でも、家族がくつろげる部屋。
家族だけの特別な部屋。

 

この空間を真ん中に、放射状に個室をレイアウトする
という間取りも最近はよく見かけますね。

 

また、あえて2階には個室を作らず、
広いLDKとして使っているお宅も多いよう。
真ん中に階段を配し、それを囲むような形で2階リビングを設け、
階段を境に「リビング」「ダイニング」と“なんとなく”分ける

 

・・・新しい斬新ですね!

 

伝統的な家相学に照らしてみると、
空間を分けずに使うというのは必ずしも「吉」とは言えないのですが・・・。

 

このように個室を作らず2階リビングを広く取っておけば、
将来的に家族構成が変わった時に
間仕切りで空間を分けて使うこともできます。

 

最初からきっちり部屋を分けて建ててしまうと、
後で「つなげて使いたい」となった時には
リフォーム工事が必要になってしまいますよね。

 

一続きの広い空間として使う。
もしくは、“個”のスペースとして区切って使う。

 

その両方に臨機応変に対応できる間取りが理想的です。

 

将来的なカスタマイズを考える上でも、
可変性のある2階リビングは優秀!
子育て中(もしくはこれから子供が生まれる予定)のご夫婦には
特にオススメしたい間取りです。